「なんだなんだ？！」


「侵入者か？！」




生徒たちは瞬く間に騒ぎ始めた。





しかし、その声をよそに侵入者達は魔法を使って生徒達を次々に気絶させていく。




そして侵入者は私たちを見つけるとこちらに向かってきた。



「依！！」


「わかってるって」





私たちが魔法を繰り出そうとすると






「ああっ」

「くっ…」




侵入者達が次々と倒れた。






魔法が発せられた方向を見ると
生徒会の人間が立っていた。






「流石だな」


「俺たちの出る幕なし…かな」





鮮やかな動作で魔法を発動していく。
侵入者達は成すすべがないみたいだ。
この学校も舐められたものだな。




他の生徒も徐々に対抗できるようになり
事実上侵入者を食い止めたかのように見えた。


しかし





ドーーーン





















体育館ではないが確かに学校内で
爆発音がした。