時は経って、生徒総会の時間に。
残念ながら、クラスも同じ、座る席は隣の依はずっと一緒だ。










「今度碧さんに気がありそうな素振り見せたら、柚乃にキスするから」



「そしたら、私がお前を殺す」




説得したはいいが、今度は私が被害を被ることになったみたいだ。






「はあ…」


なんだか今朝からどっと疲れた。
元は全部依のせいなんだが。





そして、畳み掛けるように
体育館のステージに座っている
長月碧が私たちに気づき、ニコッと上辺の笑顔を向ける。






「やめてくれよ…」



「碧さん、どうやって殺そう?」

今までに見たことないくらいの笑顔を浮かべ依がブツブツと何かを言っている。








私はもう諦めて、生徒総会の方へ集中した。





「では、この案に賛成する方は拍手をお願いします」



パチパチパチパチ



体育館に生徒の拍手が響き渡る。








そして、拍手が鳴り止んだ
一瞬の沈黙時ーーーーーーーー








ガシャーーーン















窓ガラス全体が割られ、黒ずくめに武装した何者かが大勢侵入してきた。