時は流れ引っ越しの時期がきた。
もう夏だ。荷物を引っ越し業者の車にのせる。全部荷物を乗せた頃には汗が滝のように流れていた。
それと同時に
あの女から逃げられる。これで幸せが訪れる。
そう思っていた。この時までは...
引っ越しの場所は絵に描いたような田舎だった。けど私の心を癒すのに丁度いいい土地だった。
私が歩くと異種人でも見たかの如く振り返られた。
この土地に引っ越す人は珍しいのかな...
通り道井戸もあった。
川の流れる音も聞こえた。住んでいた街とはまるで違う。自然の声が綺麗で鮮明に聞こえる。
この街と自然は一体化してる。都会のように反発してはいない。

