三人で囲む食卓は居心地が悪かった。



この女に何かをされたわけではないけれどこの女を好きになれなかった。



時間は早く半年を過ぎてもこの女の印象は変わらなかった。



そしてついに…この女は本性を現した




中学から下校して帰りたくもない家に帰ると女は通帳を漁っていた。



私の目に気づくと「話したら容赦しない」そう口止めした。



私は黙って家のお金がなくなっていくのを見るバカではない。



パパに言うと「夫婦なんだから当然だ」と言ってきた。


パパには気づかれないように私にニヤリと笑い「馬鹿ね」と口パクでつぶやいた。


でも長年一緒にいた娘のいうことを聞かずに半年暮らしたこの女を信用するほどパパはバカじゃなかった。



結婚の話は二人の間で進めたらしいが今回の一見で考えさせてくれと言ったらしい。



女は怒りの矛先を私に向けた。



パパの会社はまた軌道に乗っていた。金目当ての女はいい鴨が目の前にいるのに捕まえれなかったのだ。



付き合い程度では女に入るお金は、女にとってはお小遣い程度で結婚したらもらえる額も違うと認識していた女は腹いせに私に暴力を振るうようになった。