夏祭りの会場につくとまだ花火の時間まで余裕にある。
俺たちは屋台をまわることにした。
何故かそのとき依織は楽しそうではなかった…
周りをなぜか気にしていた
「どうした」
そう聞くと「なんでもない夏祭り初めて来たから少し怖くて」とそう答えた。
無理もない聞けば依織は外出なんかしたことはなく学校から帰ったら家に帰っていたそうだ。
「何も怖くない楽しめばいいよ」
依織は人が普通経験していることを経験していない。
もうあの時の出来事は忘れて欲しいそれは今は無理かもしれないけれど。
夏帆は初めて女友達と夏祭りに来たのがうれしいのか依織をいろいろなところに行かせて連れまわした。
夏帆が笑うと依織も笑う
唯一無二の存在になってることは間違いなかった。

