星の迷い子




確かに俺たちだけが知っている秘密だ。



だからと言って月島 彗をいつまでも邪険に扱っていることに苛立ちを覚える。



それじゃいつまで経っても夏帆は成長しない。そう思った。


依織だってあまり喋らないが邪険に扱ったりはしない。


依織は4人で居ることに不満を持っていない。



「とにかく私は三人がいい夏祭りも何で四人なの?三人で行こうって」

「月島 彗が加わった何をそんなに嫌がる理由があるんだよ」

「ヒナにはわからない!わかってほしくもない」

「ああそうかよ」



依織が心配して声をかけてくれたが無視をしてしまった



夏帆は怒ると歯止めが利かない。



「夏帆…」

「依織も…初めは嫌がってたじゃん」

「でも私は4人仲良くなれると思った」

「月島 彗は依織のことを知らない」

「夏帆も私のこと何もしらないよ」