星の迷い子





すぐに救急車は来た。




無事に治療が終わった星野 依織の包帯は痛々しい。



「これからどうする?」夏帆が家に帰れないだろう彼女を思ってのことだろう。



「帰るわ家に」

「アンタバカなの?殺されたいの?」

「どうすることもできないいずれは死んでたわ」



そんな生きることも望まない返答に夏帆は



「痛...」




思いっきりビンタを食らわせた。



「ちょ夏帆」

「ヒナは黙ってて」