歩む道は1つ

電話が鳴る

出たら、電話の奥からおめでとう‼︎写真撮ろうなど、ありきたりな会話が聞こえる。
母親から
「あんた!受かったよ!高校行ける!」
て、すごく嬉しそうに言ってたのを覚えてる。だけど、私は信用してなかった。
同級生が電話に出て…
「お前本当だって‼︎受かってるわ‼︎」
て、自分の事の様に喜んでる。

受からなきゃ、私は仕事探したのになーとか思いながら、内心嬉しかった。
散々な事をやってきた中で、散々な事を私にやってきたやつらに第一弾の勝ちを取った気がした。
周りは、私が受かるとは思ってなかったみたいで、最終手段で二次募集で私が受けた高校を受ければいいて考えをしてるやつがいたみたい。
そいつは、見事に入りたかった高校には入れず私立に行った。