近づかないで



「くだんねーことすんな飯山。」


冷たく言い放ったその言葉は飯山の顔を赤くさせた。


あれは明らかに怒っている。


飯山は静を突き飛ばし逃げようとした。


静は体勢を崩し後に倒れかける。


だけど、突如現れた四宮が静を受け止めた。

「おせーよ。」


いつのまにか隣にいた黒髪が小さく呟いた。