「どうしたの?」




あたし、なんか変な事言ったっけ?




「ううん、何でもないの。

でも、果歩ちゃんと全く同じこと言うから二人はほんとに仲がいいんだなって思って」



「果歩も?」



「うん!真心ちゃんはサバサバしてるけど、優しいし、人の嫌なことは言わないし、あたしとは違ってすごいいい子なんだよ。って言ってたよ」



それにはさすがのあたしもビックリ。

果歩がそんなこと思っていてくれたなんて。



「なんか照れくさいね」



「あとね、サバサバしてるけど誰よりも女の子な面もあるって言ってた!

だから、そんな二人と友達になれたことが私の自慢!!」





誰よりも女の子な面って……あたしそんなことろあるのかな?




まあ、でも果歩がいうならあるかもしれない。



自分が気づいてないだけで。





満面な笑みをあたしに向けてくれた京香ちゃんに「あたしもだよ」と微笑み、バスに乗りこんだ。