「でしょ?!あたし天才ですから…!!」
トンッ、と胸を叩いて自慢げに有村くんを見る。
でも、彼は完全にスルーであたしに見向きもしない。
で、でた……“有村スルー”。
きっと、彼が最も特技とするものだと思われる。
「ごちそうさま…」
彼は礼儀が正しいようでわざわざお皿をキッチンまで持っていってくれた。
意外としっかりしてるんだな、と思った。
なんか、この世界の全て…
あ、いや彼の好きな本は抜いて…
それ以外は興味がなさそうで何もしなさそうなのに案外真面目で常識はあるんだ。
すぐに無視するのは感心できないけどね。
だって彼、金田くん以外に友達いないよ?
金田くんが話しかけなきゃ一匹オオカミみたいなもんだ。



