「ていうか、何したの!?」
まさか…ほんとにキスマークつけたんじゃ…!
慌てて洗面台の鏡を見に行って自分の首元を確認して固まった。
そこにはくっきりとキスマークが付けられていたから。
「一日中ヤキモチ妬かされたから…その罰」
背後から現れた彼をぎっ、と睨むとふわっと笑い返された。
「案外、綺麗ついててよかったな」
そういって、自分がつけたキスマークを人差し指でなぞる。
ゾクッ、となったけど我慢我慢。
「良くない!!」
「マジでお前が可愛すぎて
他の男がチラチラ見ててムカついたんだけど」
ふぅちゃんでもヤキモチとか妬いたりするんだ…。
そういえば、独占欲強いとか言ってたような……?
拗ねたようにいうふぅちゃんはさっきとは違って最高に可愛い。
「まあ、でも俺のこと好きでもないお前からしたら迷惑か。忘れて」