やっぱり……。
あたしの部屋は基本は使わない部屋。
だから、何も置いてなかったんだ。
「不法侵入」
すぐ後ろに有村くんが眉をひそめてあたしを見下ろしていた。
「ちょっと、ズルくない!?有村くんの部屋、ベッドあるし!!」
「別にそんなの知らねぇし。早い者勝ちだろ」
「部屋、交代しよ!」
そういって、無意識に有村くんの腕を掴んで揺すっていた。
あたし……無意識にボディタッチするの多いんだよね……。もちろん、それは女子にも。
すると、彼はおもいきりあたしの手を振り払ってキッ、と鋭く睨みつけて、口を開いた。
「絶対無理」
それだけいうと、またリビングのソファに戻っていった。



