「…うん、そうだね。俺とマコマコは仲良いよな!」
「うん」
よかった…
独りよがりじゃないみたいで。
「マコマコってさ、恋愛映画とか見る?」
ちょっと、遠慮ぎみに聞いてきたケンケンを見て不思議に思いつつもコクンと頷いた。
すると、彼は一気に安堵の表情へと変わっていく。
「よかった。嫌いだったらどうしようかと思った」
そっか、あたしがこんな見た目だから恋愛映画なんて見ないと思われてたんだ。
今日のあたしの服装は白のシースルーに黒のハイスキニー、という大人っぽい服装。
普段からあたしは女の子っぽいガーリーな服は着ないからなぁ。
「好きで結構見るよ!」
「え、まじ?」
やっぱり、意外でしたか。
思い切り、顔に出てるからね。
それになんか地味に傷つくからね?



