「ところでさ、マコマコっていつの間に有村と仲良くなったの?」
ゲッ……!
ついにそれを聞かれたか…実はケンケンと二人きりで遊ぶを拒んでいた理由はこれでもある。
絶対話題にふぅちゃんが出てくると思ったから。
だって、あの二人犬猿の仲みたいだったし。
「…だって同じクラスだし?」
ぽっ、と口から出たのはなんの説得力もない言葉。
こんなの理由にならないってば…!!!
「じゃあ、俺とも仲良くしてくれる?」
えっ…
あたしの隣で照れくさそうに自分の髪の毛を掻いているケンケン。
まさか、ケンケンの口からこんな言葉が出てくるなんて…
そういえば、プールに言った時も『好き』ってめちゃくちゃさりげなく言われたような……。
あれには深い意味はないとしても、今回のはどういうことなんだろう…??
「あたしとケンケンはもう仲いいじゃん」
少なくてもあたしは仲いいと思ってたんだけど、もしかしてケンケンは思ってなかったのかな?
独りよがりとか恥ずかし…!!!