「ルウ、最近ディスコ顔出してないだろ。健斗たちが会いたがってた」


「あー、そういや行ってない。最近暑くて、家から出る気になんない」




私がそう言うと、燐はクックックッと笑った。


「そんなインドアだから、真っ白な肌してるんだな、お前」



「あ、バカにしてるでしょ」



「してない。俺にとっちゃ好都合」



「好都合?」


燐はにやっと口の端をあげた。



「キスマークが目立つだろ」



「ば、ばかじゃないの!」


私が食べてたご飯をむせながら言うと、燐は余裕綽々でご飯をかきこんで、もう食べ終わっていた。