「ルウ?寝てんのか?」
さっきの冷たい声じゃない。
いつもの燐だ。
私は狸寝入りを続けると、燐もベッドに横になった。
「寝んの早すぎだろ」
くっくっくっと喉を鳴らして、笑う燐。
私の頬を撫でた。
目を閉じてても分かるよ。
目尻のシワに少し垂れた目。
今、そんな顔してるでしょう?
さっきの何か聞いてもいい?
真実を教えてくれる?
心配することねえよ、って言ってくれる?
「お前、早とちりしすぎ」
って笑ってくれる?
きっと私の勘違いだと思う。
燐は悪い人じゃないから。
私に対する温もりも、笑顔も、全部本物だから。
だから、もし私が尋ねたときは
真実を話してほしいよ。

