彼は私の名前を可愛いと言ってくれたけど私は、自分のこの名前が嫌いだ。だって、凛花なんて可愛い子に似合う名前だから、私は可愛いくないしといつもそう思ってしまうのだ。
そんなことを考えていると転校生は、話してかけていたらしく少し心配したようにはなしてきた。
「どうかした。大丈夫。」
私は上手く返せず
「うん」
としか言えなかった。
彼は少し心配しながら本題の話をし始めた。
「教科書前の学校と違うから見せてくれない」
私はまた上手く返せず
「うん。」
としか言えなかった。私は少し照れながら転校生に教科書を見せた。