教室に着くまでに私たちはいろんな人たちに見られヒソヒソ話をされていた

最初は、外部入学がただ珍しいのだろうと美月と話ていたが、次第にそれが悪意のあるものだということに気がついた

すると一人の女子生徒が話しかけてきた

⁇「あなた少しいいかしら?
まぁ、無理と言っても聞いて頂くけど」

その女の子はあざ笑うかのように鼻で笑った


⁇「外部入学だがなんだか知らないけど、今までずっと怜様が一番だったのにあなたのようなぽっと出の女が怜様の顔に泥を塗るんじゃねーよ」

最初に話しかけてきた雰囲気とだいぶ変わり、とても驚いた

そしてその女の子は手を振り上げて私を叩こうとした

私は叩かれると思い怖くて思いっきり目をつぶった

⁇「わー、女の子って怖いねー、ね、いちごちゃん♪」

あれ、叩かれずに耳元で声がするって思ったら目の前に二人の男子生徒がいた

⁇「怜を越す女の子に興味があってきて見たら、
北山さやかちゃん、何しようとしてたの?」

と、チャラそうな男子生徒が言った

するとその女の子は青い顔をして震えだした



⁇「失せろ」



初めてもう一人の男子生徒が声を出し、女の子は耐えきれないようにその場から立ち去った