すると春代ちゃんはガクッと膝から崩れるようにしゃがみこんでしまった。 春代ちゃんの意識を少しだけ乱して、目眩に近いものを起こさせたの。 もう少し長く触っていたら完全に気を失うところだったから、うまく加減できてたらいいんだけど……。 私もしゃがみこんで、春代ちゃんの肩を揺らす。 「春代ちゃん!大丈夫?」 声をかけると、力なく頭を縦にふって答えてくれた。 皆が気付いて集まってくる。