「蒼太、目真っ赤だね」 「うっせぇし。言うな」 昨日の号泣していた自分が恥ずかしいのか、泣き腫らした目のことに触れたら鼻を摘まれた。 全然、恥ずかしがることないのにな。 朝ごはんを食べ終わると、蒼太は髪をセットして、眼鏡をかけた。 まだ少し腫れてる目を隠そうとしてるらしい。 そんなところが、可愛いな、なんて思って、バレないように笑った。