また、夢を見た。


目の前にまどかがいる。


でも、まどかの表情はとても優しかった。



「……まどか、」


声が、出る。


謝らなきゃ、あの時のこと。

ずっと謝りたかったんだから。



「まどか、ごめ……、」



謝罪の言葉を発しようとした口を、か細くて冷たい指で塞がれた。


目の前に立っているまどかは、優しい温かな微笑みを浮かべて、ゆっくりと口を開いた。