恋の神様におまかせ♪





それから、謝ろうと何回か由紀の家に行ったけど、由紀の軽蔑するような顔を見たら、

また“別れよう”って言われそうで怖くて、無理矢理口をキスで塞いだ。


別れたくない。
手放したくないんだ。


由紀だけが、俺の希望だから。















夏休みに最後の日、久しぶりに由紀が俺の家に来た。


別れ話だ、そう思った。


取り敢えず家に入れよう。

そう思って由紀の手を引く。


でも由紀は必死に抵抗した。

それでも力ずくで中に引き入れようとした、その時。










もう、終わりなんだって、直感的に思った。