恋の神様におまかせ♪





目を開くと、辺りは真っ暗だった。


体が重くて、指先を動かすのすら億劫だ。




あれは、レイプ、なのかな。

別れてないなら、ただのセックスなのかな。


でも今の気持ちは、レイプされた被害者の心境だ。

涙もでないくらい、ショックだった。


隼人があんなことするなんて思わなかった。

今までの記憶を掘り起こしても、こんなに酷く抱かれたのは初めてだった。


まるで拷問だった。


気持ちいいことなんて何ひとつしてくれなくて、ただひたすら痛かった。


心も体も、傷だらけで痛くて。





何を見るわけでもなく窓の外に目を向けて、何も考えられなくて放心していた。