部活を休んで一週間が経ったとき、家に島崎がやって来た。


また持参で、靴下やらゴム手袋やら持ってきて、上がっていいなんて言ってないのに無言で部屋に上がり込んできた。


俺の部屋に入って、床にどかっと正座をする。

いきなり何しに来たんだ……?


部屋の前で突っ立ったまま動かないでいると、キッと睨まれて「座って!」と怒鳴られた。


態度でかいしタメ口だし……なんなんだよこいつ。


イラッとして俺もどかっと床に胡座をかいた。





「「…………」」


お互い何も話さないまま20分過ぎた。


話があるんじゃないのかよ。


チラッと島崎を見る。


「………あー……」


すると突然島崎が呻き声を上げた。