兄と、曹達純一は、兄の部屋で、チャーハンを食べていた。






ムカムカした。






小学生の時、大っキライだったやつに、再会したのだ。





「せっかくの休日が、だいなし!!!」





リビングで、一人、ぼぉーっとしていた。




テーブルに、置いた図書館から、かりてきた本をひらき、ぼぉーっとしていた。






ぼぉん






変な音がして、びくってなる。かなり、大きな音だった。






兄達も、びっくりして、部屋から、出てきた。



『なんだ?!なんだ?!』




『静ぁ~?どうしたんだ?』






『じゃじゃ~ん!!!私を呼び出した者よ。私は、この本、お笑い大全集の妖精、ミルクだ。』





少し、間があって、




『…悪魔の一種です。』