まあココに関してはいくら言っても言い合いになって時間の浪費だろうから、適当に流すことにしよう。
それよりも、だ。
「あたしに譲りたくない、って思うくらいの何かが、あったんだよね? 昨日」
ぎくうっ、という効果音が付きそうな表情で、有紗の動きが固まった。
「寝られないくらいのなんかだったんでしょ? ほらほら、白状しなさいよ」
ううう……あああ……などと唸りながら、有紗はしょんぼりして昨日のことを話し始めた。
「ほんとは、あゆちゃんには隠すつもりだったんだけどね……」
あたしに隠し事なんて出来ると思ってるんだろうか。有紗の性格で。
だとしたら有紗は本当に、自分のことをよく分かっていないおバカさんだ。
そんなことを思いながら、早く誤解が解けてよかった、とあたしは大きなため息をついた。
数分前の状態じゃ、話を聞くどころの騒ぎじゃ無かったからさ。
それよりも、だ。
「あたしに譲りたくない、って思うくらいの何かが、あったんだよね? 昨日」
ぎくうっ、という効果音が付きそうな表情で、有紗の動きが固まった。
「寝られないくらいのなんかだったんでしょ? ほらほら、白状しなさいよ」
ううう……あああ……などと唸りながら、有紗はしょんぼりして昨日のことを話し始めた。
「ほんとは、あゆちゃんには隠すつもりだったんだけどね……」
あたしに隠し事なんて出来ると思ってるんだろうか。有紗の性格で。
だとしたら有紗は本当に、自分のことをよく分かっていないおバカさんだ。
そんなことを思いながら、早く誤解が解けてよかった、とあたしは大きなため息をついた。
数分前の状態じゃ、話を聞くどころの騒ぎじゃ無かったからさ。

