☆ ☆ ☆
「うわ、もうこんな時間か」
ハッとして時計を見たら、下校時刻の十分前だった。
集中してしまうと、時間が分からなくなる。いいんだか悪いんだか、これが勉強にも応用できればもっといい成績が取れるはずなんだけどな。
打ち込んだパソコンの画面を確認して、保存した。USBを抜き取って、手早く帰りの支度を済ませる。
ケータイを確認すると、メールが入っていた。有紗からだ。
『今日はありがと! 今日から遅練が始まって一緒に帰れないけど、また明日ね!』
ああそっか。大会があるんだっけ。
気をつけて帰りなよ、とメールを返信してから、ふと気づいて窓の外を眺める。
「サッカー部も遅練じゃん」
送ってもらえるといいね、という言葉は、誰に聞かれるでもなく孤独な教室に取り残された。
「うわ、もうこんな時間か」
ハッとして時計を見たら、下校時刻の十分前だった。
集中してしまうと、時間が分からなくなる。いいんだか悪いんだか、これが勉強にも応用できればもっといい成績が取れるはずなんだけどな。
打ち込んだパソコンの画面を確認して、保存した。USBを抜き取って、手早く帰りの支度を済ませる。
ケータイを確認すると、メールが入っていた。有紗からだ。
『今日はありがと! 今日から遅練が始まって一緒に帰れないけど、また明日ね!』
ああそっか。大会があるんだっけ。
気をつけて帰りなよ、とメールを返信してから、ふと気づいて窓の外を眺める。
「サッカー部も遅練じゃん」
送ってもらえるといいね、という言葉は、誰に聞かれるでもなく孤独な教室に取り残された。

