炎天下の真夏日に

理由が知りたい。
何故?、何故?と疑問が好奇心に尋ねる。


「知りたいです…。だって、不思議じゃないですか。絵を描かない美術部部長なんて…。」

「そうよね!
記者にはその好奇心が大切なの。忘れないで、そして何があってもその探究心を諦めちゃ駄目だからね!!
先輩との約束!」

「はい、解りました!曲先輩!」

「うん、うん!!“曲先輩”…良い響きだわ〜。」


あれ…?
もしかして先輩って呼ばれたかっただけなのだろうか。
悪い人では無いけど、少し変な人だな。でも凄く真っ直ぐな人だ。


「さぁ!馨くん!!私と一緒にこの秘密を暴きましょう!!」


再び僕は曲先輩に引っ張られながら、好奇心踊る件の美術部へと足を進める。
新聞部として初めての仕事という事も相まって、僕のテンションは上々だ。



これが僕と“先輩”の出会いのほんの数分前。