すると希暉が立ちあがり声を上げた。

希「俺たちはあんな奴らとは違う!!1度口に出したんだ!その言葉にきちんと責任を持っている。だから……






俺たちの姫になってくれっ!!」




目の前に差し出された大きな手

希暉の目は嘘を言っているようには見えなかった。
彼だけでなく周りにいる彼らの目も同様だった。

私はまだ迷っていた。本当に彼らを信じていいのか、また傷ついて終わるだけかもしれない…そんな思いがあった。
でも、目が合い笑った希暉の笑顔を見て
(あ、この人なら大丈夫だ…)
そう思ってしまった。
そして私は希暉の手をとった。