─希暉─

俺は恋紋をベッドに寝かせた。
俺に何が出来るだろう。
恋紋を守る為に何をすればいいのだろう。

彼女は壊れやすい。
ちょっと触れただけで壊れるくらい脆い。

眠っている恋紋の頬にそっと触れる。
長いまつ毛
高くもなく、低くもない丁度いい高さの鼻
ぷっくりしたピンクがかった唇
そして、極めつけはこの白い肌

血が通っていないんじゃないかと思うほど白い。
でも、頬を触れた手にはしっかりと恋紋の体温が伝わってくる。


あぁ、その全てが愛おしく感じる。
全部自分のものにしたい。
俺は意外と独占欲が強いのかもww

早く目覚まさないかな…。

そう思った瞬間、突然恋紋が苦しみ出した。

突然の事にびっくりした俺は声をかけることしか出来なかった。

「れんちゃん!れんちゃん!!れんちゃん!!!」

スっと恋紋の目から涙が1粒零れた。
口元は何か言っているようだった。

嫌、やめて
そう言っているように見えた。

過去の夢を見ている、そう思い俺はさっきよりも大きな声で恋紋を呼んだ。

「れんちゃん!れんちゃん!れんちゃん!!!」

すると恋紋はゆっくりと目を覚ました。