恋『大丈夫慣れてるから』

「そっかそっか…。ん?なんでタブレットに書いてんの?」

あぁー。説明するのめんどくさいな…。

ちらっ、希暉に視線を送った。

希「あぁ〜。れんちゃんのこと知らなかったっけ?れんちゃん、声出しちゃダメ!って医者に言われてるらしーよ♪」

「へぇー。よっぽど酷い風邪なんだね?辛くない?」

恋『コクッ』

「辛かったら言ってね。無理しちゃダメだよ?」

──恋紋、無理しちゃだめだからね!

うっ!!頭が痛い!何これ……。

頭の中で様々な映像が流れてくる。

─ばしっ!
─嫌!こっちに来ないで!
─来るな。顔も見たくない!とっとと失せろ!


───お前なんて死ねば良いのに

うぁっ!

頭が…!割れる!!

プツン

そこで私の記憶は途絶えた。

最後に見たのは倒れていく私を見て、驚いている希暉達の

顔だった…。