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友よ。
あぁ、大切な人よ。
お前はもう、天国に行けただろうか。
あの苦しい最期を忘れて、
どうか安らかにいてほしい。
友よ 大切な人よ
こんな二つ石でしか墓をつくれなくてすまない。
お嬢さんは亡くなっていたらしい。
そちらで会えているだろうか。
生きている間にできなかったことを、
ゆっくりはじめていってくれ。
友よ 大切な人よ
お前は、
「本当に命を賭すべき時がくるまで、その命を無駄にするな。」
と言ったな。
どうやら俺にも、その時がきたようだ。
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