朝陽さんも同じ気持ちが嬉しくて、もう、考えるのは止めた。

このまま全てを朝陽さんには任せよう。


「はな、愛してる。ずっと一緒にいよう。はなと結婚出来て俺は本当に幸せだ。」


何も怖くなかった。


朝陽さんからたくさんキスされて、身体が溶けてしまうんじゃないかと思え、そのキスに必死に応えると、いつの間にかバスローブは脱がされてしまい、朝陽さんも何も身に着けていなくて。


あまりにも綺麗で見とれていると、愛してると言う言葉を何度も囁かれて、愛する痛みを感じながら、朝陽さんと一つになった。


こんなに幸せな痛みは初めて。


愛する人と結ばれる事がこんなに幸せだったなんて、全ての初めてが朝陽さんで本当に良かったと思う。


この先の全ての初めを朝陽さんと過ごしていきたい。


だから、もう一度抱いて下さいと勇気を出してお願いした。


「そんなこと言われたら、もう離さない。」


離さなくて良いです。


このままずっと愛し合っていたい。


朝陽さんの逞しい腕の中で眠りについたのは、明け方だった。


眠い。


起きたくないよ。