*** 「………ん」 目を覚ますと、そこには見慣れた天井。 「あ、目覚めた?」 「チカ…?」 そしてそのタイミングで、部屋にチカが入って来た。 「ここ…」 「可奈の部屋。俺が迎えに行った時教室で倒れたの、覚えてる?」 「…なんとなく」 記憶の片隅に辛うじて残っている程度だけど。 「8度6分だってさ。無理するからだこうなんだぞ。このアホ可奈」 「そんなアホアホ言わないでよ」 だってこんなに上がるとは思わなかったんだもん。 ゆっくり起き上がると、自分が部屋着になっていることに気がついた。