名前は、佐藤 美波
人生なんてつまらない。
私は自傷をしていた。
繰り返すリストカット。
どうせ、必要ない。
これこそ私の口癖だった。
でも、好きな人がいたんです。
彼の名前は、小松 龍
帰りのHR。
夕日に目を背けて
一日の終わりに悲しくなっている私に
1通のお手紙が回ってきました
''放課後話ある。''
胸はドキッとした。
それは、もうまさに
私の大好きな人の文字。
何が起きるのか
怖くて嬉しくて。
HRが終わるとすぐに龍の元に行った。
「話って、なに?」
少し照れたのを隠すのが精一杯だった
「わかってると思うんだけど、俺。お前のことずっと前から好きだった。」
「うん。」
「こんな俺でよかったら付き合ってほしい。」
泣きそうになった。
返事は即答で二文字。
この時私は
人生で初めて
''いきててよかった。''
そう思ったのです。