絶対に痩せられるダイエット

しかしよいこのみんなの声援を受けても
なよ子は動かなかった。


図書館で叫んだ人の
声が小さかったせいだろうか?


よいこのみんな
恨むなら図書館で叫んだ人を


恨んでくれ。


しかしなよ子を見つめている
人がいる。


誰だろう?


その人はなよ子を抱きかかえ
血で汚れた顔を拭いている。


「びっくりしたでしょ?
でももう大丈夫よ」


言葉をかけられたなよ子は
ゆっくりと目を開けた。


「チョチョシビリさん……」


なよ子がつぶやく。


なよ子を抱きかかえて
目を覚ましてくれたのは


チョチョシビリだった。


チョチョシビリは
優しい顔でなよ子を見つめている。