絶対に痩せられるダイエット

「不思議なのよね」


なよ子はそうつぶやいた。


「実は検索ちゃんもチョチョシビリ霊子を
知っていた。


この小太りの女の人は
確かに検索ちゃんの隣に座っていた。


そして検索ちゃんの隣で
血だらけになって死んでいった。


要するにこういうことかな?」


なよ子は員子の目の前まで歩み寄り
黒い首輪を指さしてこう言った。


「この黒い首輪はニセモノ。
人なんか殺せないよね?」


員子はここまで言われても
眉一つ動かさない。


なよ子はまだ
話を続ける。


「このニセモノの首輪を
本当に人が殺せるんだと


私達に信じ込ませるために
死体オブザイヤーを受賞するほどの


名女優を雇った。
これであってる?


なんで検索ちゃんの前で死んだのに
私の前でも死ねるの?


もしかしてチョチョシビリ霊子は
ゾンビなのかな?


おかしいよね?」