員子の手下?


手下と言えば
マッチョ男とチャラい美容師の他に


もう一人いたんだろうか?


そしてそのことが
なよ子と検索ちゃんに


どう関係があるんだろうか?


検索ちゃんは放心状態のなよ子を
冷たい目で見た。


「私もなよ子ちゃんも
その人を良く知っている。


チョチョシビリ霊子を検索して
よく考えてみて。


私の言いたいことはそれだけ。
じゃあね……」



検索ちゃんは壊れたギターを抱えて
走り去っていった。


残されたなよ子。


頭の中には
はてなマークが


2億個ほどぎっしり詰まっている。


変な名前の人は員子の手下?


そしてその人物を
なよ子も検索ちゃんも


良く知っている?


いったいだれだろう?
そんな人いたっけな?


謎を解くカギはやっぱり
チョチョシビリ霊子。


なよ子は震える手でスマホを取り出し


人類の英知。もはや神にも等しい
検索エンジンに


チョチョシビリ霊子と打ち込んだ。


0.00000092秒で
全世界からの情報を集め

なよ子のスマホに次々と
チョチョシビリ霊子の情報が表示される。


なよ子は映し出された画像をじっくりと見た。


「ああああああ!こいつはあああ!」