絶対に痩せられるダイエット

信じられない一言。
でも予想もできた一言。


検索ちゃんの心の傷を考えたら
ひどいことを言われても


仕方がない。


でも本心だろうか?


夕暮れの広場に
冷たい空気が流れている。


ほんの数日前
検索ちゃんと笑いあった広場と


同じところとは思えない。


ここはまるで異世界。


けだるい夢の中を
彷徨っているような感覚。


検索ちゃんは何も言わず
下を向いたまま。


もうなよ子は本当に
消えてしまいたくなってきた。


でもなよ子は前を向いた。


伝えなきゃならないことがある。


耐え切れなくなって
なよ子の目から一筋の涙。


そしてなよ子は
こっちを見てくれない検索ちゃんに向かって
頭を下げた。


「これだけ言いたくて……
ごめんなさい」