絶対に痩せられるダイエット

「また検索ちゃんに
いじわるしようとしてるの?

あんたホントに心が腐ってるわね」


そこにはニヤニヤ笑う
ののかが立っていた。


なよ子は赤い顔になって
否定する。


「ち、違うもん!
そんなことするわけない!」


「じゃあ何してんの?
もしかして仲直りしたいとか?」


ののかに図星を突かれて黙り込むなよ子。


ニヤニヤしたののかは
なよ子の顔を覗き込んで


言葉を続ける。


「都合よすぎなんじゃない?


検索ちゃんにあんなひどいことして
今度は仲直りしたいの?


どんなに検索ちゃんがお人よしでも
それは無理なんじゃない?」


ののかの言うとおりだ。


都合よすぎる。
許してくれるわけない。


でも気になる。


泣いてる検索ちゃんを見てると
気になってしょうがない。


どうしたらいいんだろう?


頭を抱えるなよ子を見て
ののかは突き放すような声で言った。


「とにかく謝ってみたら?」