あんなめちゃくちゃ
性格悪いののかですら


夕食はゼリーで我慢して
体形を保とうと努力している。


それなのに自分は
何をしていたのだろう?


こんな自分じゃ


一郎君に振り向いてもらえず
ののかにいじめられるのも



当たり前と言えば当たり前。


なよ子は立ち上がって
自分の顔をハンカチで拭いた。


そしてどこまでも青い空を見上げて
つぶやいた。


「やせてやる」