夕暮れ黄昏時。


なよ子はショッピングモールの
広場にたどり着いた。


人もまばらな
ショッピングモールの広場。


ここで検索ちゃんは
たくさんの人とダンスを踊っていた。


なよ子は本当に楽しかった
検索ちゃんとの思い出に浸っている。


「検索ちゃんにおまかせ!」


なよ子はそう言って
検索ちゃんダンスを踊ってみた。


この前とは違い
ぽつんと1人で踊るダンスは


なんだかつまらない。


踊るのをやめたなよ子は
周りを見渡してみる。


夕暮れの風に吹かれて1人。


まばらな人影は
なよ子に目もくれず


通り過ぎていく。


その時誰かが
なよ子の前に立ち止まった。


「なよ子ちゃん」


立ち止まった人影は
なよ子の名前を呼んだ。