絶対に痩せられるダイエット

そして
ドアから外に出た員子。


髪の毛をかき上げ
ため息をつく。


「ふふふ……


これで私の復讐は完成する」



そうつぶやいた員子は
携帯を取り出して


電話をかけた。


しばらくすると
相手が出たようだ。


員子は1オクターブ高い声で
こう言った。


「こんにちは!なよ子さんのお母さんですか?
ご無沙汰しています。員子です」


唇を歪めた員子。



「明日一緒にライブに行きませんか?」