絶対に痩せられるダイエット

上機嫌で店を飛び出していった
なよ子を見送った美容師は


ため息をひとつついた。


すると奥のドアが突然
ガチャリと開く。


誰かが入ってきたようだ。


入ってきた人物を見て
にやりと笑った美容師は


頭を下げてこう言った。


「これでよろしいでしょうか?


員子様」


入ってきた人物は
悪魔のような笑いを浮かべた員子だった。


員子は美容師をちらりと見て
口を開く。


「上出来」


美容師もまた
員子の手下だったようだ。


美容師は員子に褒められて
ガッツポーズをして


喜んでいる。