やがて学校に着いて
教室に入るなよ子。


しかしここでも
なよ子は異変に気が付いた。


教室の中にいる男子たちが
なよ子をチラ見しているのだ。


もしかして
頭に巨大カブトムシでも


ついてるんじゃないかと
髪の毛を触るなよ子。


しかしそんなものは
当然ついていない。


首をひねりながら
なよ子は席に座る。


教科書とペンケースを出して
授業の準備をするなよ子。


その時


ペンケースの中から
消しゴムが飛び出して


床にころころと
転がった、


その時なよ子は
驚くべき光景を


目にしてしまうのである。