絶対に痩せられるダイエット

員子は涼しい顔で
なよ子を見下ろしてこう言った。


「外泊するんだから
確かに親御さんの承諾は必要よね。


そう思って実は
ある人をこの部屋に招待しました。


誰だと思う?」


員子に聞かれても檻の中のなよ子は
わからない。


すると部屋のドアが
ばん!と開いて


誰かが入ってきた。


入ってきた人物を見たなよ子は
死ぬほどびっくりした。


どれぐらいびっくりしたかというと


ある日突然ペットの犬が

「ペットフードもう飽きたわ…」って
しゃべりだした時くらいの衝撃度。


「なよ子」


謎の人物に名前を呼ばれたなよ子は
力の限り叫んだ。


「助けて!お母さん!」