絶対に痩せられるダイエット

「あのーなよ子さんですか?」


後ろから聞こえた声に
なよ子が振り向くと


そこには筋肉もりもりの男が
立っていた。


「はい……そうですけど。
どちら様ですか?」


首を傾げたなよ子がそう言うと
男は笑いながらこう言った。


「私はただのバイトの者です」


そして太いロープを取り出した
男はニタリと笑った。


「私はあなたを拉致監禁するバイトに
応募しただけなんです。


許してください!!」


男は
なよ子をロープでグルグル巻きにして


止めていた車に
なよ子を押し込んだ。


突然すぎる出来事に
なよ子は声も出ない。


なんで?どうして?


そんな言葉が
なよ子の頭の中をグルグルと回っている。