「へ?服?」


「はやく!服を脱げば10グラムぐらい
減るって!


速く脱いで体重計に乗りなさい!」


なよ子は急いでパンツ一丁になって
体重計に飛び乗った。


そして表示された数字は……


「60.00キロ!」


なよ子は叫んだ。


そしてようやく回復した員子が
数字を確認する。


「ご、合格だわなよ子さん」


なよ子は飛び上がって
けんさくちゃんと抱き合った。


ギリギリ合格。


首の皮一枚セーフ。


しかし本当に危なかった。
胸をなでおろすなよ子。