絶対に痩せられるダイエット

座り込むなよ子に
員子が近づいていく。


胸ぐらをつかんで
なよ子の顔に赤いボタンを近づける員子。


「さよなら。なよ子さん。


何か言い残すことはある?」


なよ子はもう何も言うことが出来ない。



サヨナラ人生。
サヨナラ自分。


そしてサヨナラ一郎君。



ゲームオーバーか?


もう終わりなのか?




「処刑開始」




歪んだ笑いを浮かべた員子が
赤いボタンに手をかけた。